2016年12月27日火曜日

パディの思い出

我が家でのパディ
我が家にアグリがやって来て振り回されていますが、決してムサシのことを忘れたわけではありません。それにもう1匹忘れられない犬がいます。


パディです。ムサシが元気な頃はときどき散歩で会っていた雌の柴犬です。昨年の末に寝たきりになり、病院でも残念ですが寿命ですと言われたそうです。縁あって3月から週二日、ご家族の留守の間のお世話をすることになりました。




お世話をするといっても、パディは動けないので、褥瘡にならないように時々向きを変えたり、抱っこしたり、おやつやミルクを与えたりするだけなのですが。



最初は恐る恐るで、ご家族の留守に異変があったらどうしようと不安でした。しかし慣れてくると、パディも呼び掛けに反応するようになり、その生命力に喜んだり驚いたりの日々でした。火、木の午後にパディが来るのが待ち遠しくなってきました。


お世話は家内がしていましたが、時々私もパディを抱いて身体の温もり、鼓動を愛おしく感じていました。



暑い夏を乗り越え秋になると、11月に18歳の誕生日を迎えられるのではと期待していたのです。しかし11月6日の深夜ご家族に見守られ旅立ってしまいました。
懸命に生きたパディ。本当によく頑張りました。


その後しばらくは、家内は火、木の午後になると、パディがやってくる錯覚にかられ涙していました。


ご家族からパディとの思い出を綴ったアルバムを頂きました。お子さん達が幼少の頃から、成長してゆく過程のパディとの思い出が詰まっています。コロコロの幼犬のパディが成犬になり、老いて介護が必要になるまでの思い出が綴られています。


犬は人間が80~90年生きるところを17~18年で通り過ぎてしまいます。犬がこんなにも愛おしいのは、生まれてから亡くなるまで、人生の縮図を見るからでしょう。


アグリとの生活もスタート地点です。最後のゴールまで一緒に歩みます。







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